ホームページ(Webサイト)を制作するときに、果たすべき役割8選

長岡@静岡ホームページ制作応援隊長です。

以前に、「ホームページ制作で最も重要なこととは」というタイトルのブログの中で、ホームページの目的を明確に決めることと書きました。

ホームページ制作と運用を通して、何を目的にし、どのような目標を達成しようとするのか。

これを明確に決めることです。

 

そして、その目標をクリアするために、次に考えることは、「ホームページ(Webサイト)の役割を定める」ことです。

 

ホームページの役割とは何でしょうか?

 

会社の事業活動は、当たり前ですが、ホームページだけで行なわれているわけではありません。

一部のEC(ネットショップ)を除けば、ホームページ以外の活動が多いわけです。

 

その事業活動の流れの中で、ホームページがあることで何を期待するのか、どのような効果を出すのか、これを明確に具体的に決めることが、つまりホームページの役割を決めるということです。

 

では、各社のホームページの役割ってなんでしょうか?

もちろん、ホームページの役割は各社さまざまです。

その中でも、よくある役割を、8個あげて見ましょう

 

1.見込み客の集客

中小企業のホームページの役割で、最も多いのが、この「見込み客の集客」です。

中小企業の社長や百戦錬磨の営業マンは、目の前に見込み客さえいれば、ニーズのある人と出会えさえすれば、何とかできます。

繰り返し訪問し、仲良くなり、時には飲みに行ったりゴルフに行ったり、もちろんデモや営業アプローチを繰り返しながら、何とかその人に商品を買ってもらったり、サービスを使ってもらうことが可能です。

でも、その営業の手腕も、見込み客と出会えなければ、発揮することができません。

そして、営業活動で最も難しいのが、見込み客の発掘です。

ですから、中小企業がホームページに期待する役割として最も多いのが、やはり、この見込み客を集客することでしょう。

商品やサービスに興味がある人にホームページに来てもらい、その人に、問い合わせしてもらう、資料取り寄せ申込みしてもらう、電話をかけてもらう、相談会への来場、感性拾う見学会へ端を運ぶ、セミナー参加など、あらゆる手を使って、接触を持つこと、これがホームページの役割として期待されます。

 

2.既存客への情報提供

新規のお客さまと出会うことと同じくらい、いや、それ以上に大切なことは、既存のお客さまを守ることです。

新規開拓は、手間と時間とお金がかかります。

ですから、一度つながったお客さまは、なんとしても守らなければなりません。

そのために、既存客へと情報を提供していくことが大切になります。

既存客へと情報を提供し、今使っている商品・サービスをより活用し、成果に結びつけ、お客さまの事業活動に貢献すること。

それが達成できれば、他社に乗り換える可能性が低くなり、リピート客となったり、サービスの継続利用が期待できます。

 

3.SEO対策

ホームページは、しばしば、他のホームページのSEO対策(検索エンジン最適化=検索順位をあげること)に使われることがあります。

人気があり、役に立つホームページは、多くの場合いろんなところから被リンクを受けます。

ですから、その被リンクを自分で作り出すことが、SEO対策になります。

ここ数年のGoogle(グーグル)のアップデートにより、被リンクの重要性は下がってきています。

時として、スパム行為(不正行為)としてペナルティを受けることもありますので、以前ほど積極的に行われることはなくなりました。

以前よりは重要性は低くなったとはいえ、被リンクが検索順位に与える影響は、小さくありませんし、古くからある被リンクは、ある程度の有効性を保っています。

 

4.会社や商品、場合によっては人をブランディングする

商品やサービス、場合によっては、その会社や、その人自身をブランディング(価値を高める)ことを目的とすることもあります。

その代表的な例が、芸能人や著作者の公式サイトです。

これは、情報提供の役割もありますが、その人自身をブランディングするサイトでもあるのです。

また、会社が行なっている社会貢献活動や、業界での地位を伝えることで、ブランディングしていくこともあります。

その業界のノウハウを伝えていくことで、プロとしての認知を高めていく方法も有効です。その分野のことを教えるレベルの人であるというのは、高いブランディング効果がありますので、ホームページを通して情報を伝えていきます。

地域の活動に参加しているところを掲載したり、清掃活動を行なったり、会社見学や講師に呼ばれているところを掲載することは、このブランディングを目的にしていることが多いです。

 

5.あらたなニーズを喚起する

商品・サービスには、普及の段階があります。

出たばかりで、類似商品が無い場合は、見込み客がまだ、そのニーズ・必要性を感じていないことがあります。

ニーズを感じていない人にやることは、商品の説明ではありません。

まず、「それが必要である」「もしあったら、すばらしい未来が待っている」と思ってもらうことです。

主として、商品・サービスの普及し始めの段階では、ニーズを喚起するのは大事な役割です。

 

6.業界全体を活性化し、発展に寄与する

業界によっては、自分のところ1社だけがよくなろうとしてもダメな場合があります。

たとえば、業界全体が信頼を得られていない、または失っている場合です。

そういう時は、自社のアピールをする前に、業界全体の底上げや健全化のアピールが必要なときがあります。

 

少し余談ですが、業界というのは、主として提供側都合の分類です。

消費者側は、業界別に見ているわけではありません。

ニーズ別に見ています。

業界別とニーズ別は、似ているようで実は違います。

 

たとえば、バスはバス業界、タクシーはタクシー、電車は電車で1つの業界を作っています。

でも、消費者は、「○○にいくのに、さて、電車で行こうかタクシー乗ろうか、いや、路線バスなら目の前にバス停あったよな」のように考えます。

こうなると、タクシーのライバルはタクシーだけではありません。

路線バスや電車とも競争しなければなりません。

こうなると、タクシー会社同士で競争している場合ではありません。

タクシーが、いかに便利で快適かを消費者に知ってもらう必要があります。

タクシー会社は、運命共同体になるのです。 

 

このように、業界全体の発展の役割を、ホームページが担うこともあります。

 

7.新たな社員を採用する

事業が発展してくると必ず課題に挙がるのが、よい人材の確保です。

これが、会社成功の半分を握っているといっても過言ではありません。

よい会社を作っていくことはもちろんですが、そのことを社外にアピールして、「こんな会社で働きたい」と思ってもらうことで、いい人材を確保するというのも、ホームページの重要な役割です。

特にいま、応募する人のほとんどはホームページを見ます。

その中に、入社したときの自分を重ねあわせてイメージするのです。

そのイメージが、より鮮明に相手の頭に描くことができるか。

それが、どれだけ魅力的なのか。

それは、採用にとってとても重要なホームページの役割です。

 

8.販売(ネットショップ、EC)

もう説明も要らないでしょう。

販売のためのネットショップサイトです。

直接収益を上げるための、いわば店舗のようなものです。

ネットショップ市場は、拡大の一途をたどっています。

これから、直接お金を稼げるネットショップ(EC)に進出するのは、ひとつの選択肢ですね。

 

役割を明確にすると内容が決まる

ホームページの役割を決めて制作・運用をすると、自然とどんなコンテンツ(内容)を載せればいいかが決まってきます。

採用であれば、先輩社員、それも、入社して2~3年の、ちょっと先輩社員をかっこよくステキにホームページ上に登場させてあげることで、見てる人が、より具体的に自分の未来をイメージできるようにするのがいいです。

しかし、見込み客の集客のためであれば、たとえ社員をホームページに載せるとしても、こういう技術を持ってこんなサービスを提供するために、こんな努力をしています、という内容になるかもしれません。

ホームページの役割によって、コンテンツの内容や、その載せ方が変わってきます。

そうすることで、より、成果に近づき、目的が達成されやすくなるのです。

  

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