検索した場所によって検索結果は変わる???

お手元にスマートフォンやパソコンがある方はGoogleで「ラーメン」と検索してみてください。
自分が今いる場所の近くのラーメン店についての情報が表示されませんか?
また、検索結果に近くラーメン店にピンが立った地図が表示された方も多いと思います。

ちなみにこの記事を書きながらスマホで「ラーメン」を検索したところ、検索結果の1位から3位に沼津市ラーメン店についての情報がヒットしました。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、実はGoogleは検索した人が今どの地域から検索しているかを知っています。その上で地域に応じて検索した人に最適な検索結果を表示しているのです。

このように検索した場所によって検索結果が変動することを、「ローカル検索」や「検索結果のローカライズ」などと呼ばれています。

※ややこしくなるので本記事には書きませんが、実際の検索結果には検索履歴や以前に検索したキーワードなども検索結果に反映されております。気になる方は「検索結果のパーソナライズ化」で検索してみてください。

本記事ではこのローカル検索について記載します。

ローカル検索とは?

飲食店、病院、美容院、小売店、整体・治療院、弁護士・会計士などの士業といった地域との関係性が深い業種を検索した際に、検索した現在地を起点とした近隣地域の情報が検索結果に優先されて表示されることを「ローカル検索」と言います。

2012年2月にベニス(ヴェニス)アップデートと2014年7月にピジョンアップデートというGoogleのアルゴリズム更新があり、その2回のアップデートで検索結果と地域の関連性が強化されました。

このことからもGoogleがローカル検索に力を入れていることは伺えますので、今後ホームページもローカル検索を意識したSEO対策が必要になってきます。

【TIPS】なぜGoogleは検索した人の場所がわかるのか?

Googleでは以下のような情報を元に検索した人の地域を割り出しています。
多少な技術的なお話しですので興味ない方は「ローカル検索対策について」まで読み飛ばしてください。

●IPアドレス
インターネットにアクセスするには必ず端末にIPアドレスというインターネット上の住所が割り当てられます。詳しいことは割愛しますが、このIPアドレスから大まかな地域を知ることができるのです。

●GPS情報
最近のスマホには必ずといっていいほどついている機能なのであまり説明する必要もないと思いますが、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)とは衛星を利用して位置情報を知るシステムのことです。

●携帯電話の基地局電波
携帯電話は移動しながら電話をするために、圏外の場合を除き常に近くの基地局と通信を行っています。
この情報を参照することで携帯電話が現在ある地域を特定できます。

上記のどの情報につきましても、みず知らずの人があなたの今いる場所を勝手に調べたりできるわけではないのでご安心下さい。

ローカル検索対策(ローカルSEO)について

よくホームページは全国の同業者がライバルになるため、SEO対策をがんばってもキーワードによっては上位表示がむずかしいと言われています。
しかし、ローカル検索の導入により今までむずかしいと言われていたようなキーワードでも上位表示が狙えるようになりました。

現在ではまだ対策していないホームページも多いですが、ローカル検索もいずれは競争が激しくなることが予想されるため、近隣の同業者よりも一足早いこのタイミングで対策することが重要になります。

簡単にローカル検索対策

ひとくちにローカル検索対策と言っても通常のSEO対策と同様いろいろな対策があります。ここでは比較的容易にできる対策を3つ紹介します。

ローカル検索の対策については以下の3つ以外にもいろいろな対策がありますのでもっと知りたい方は「ローカル検索対策」や「ローカルSEO」や「MEO(MapEngineOptimization)」と言った単語で検索してみてください。

NAPを明確にする・統一する

あまり聞きなじみのない単語かと思いますが、NAPとは「Name」「Address」「Phone」の略で会社名・住所・電話番号のことです。

これらの基本情報をホームページに正しく公開すること。インターネット上に公開されているこれらの情報を全て統一することが重要です。

基本的なことだと思われる方も多いと思いますが、例えば「99番地の1」という表記と「99-9」といったように意味は同じでも表記の揺れがあるなど意外と統一されていないことが多いため、ぜひこの機会にご自身のホームページをご確認下さい。

会社・店舗のサービス・事業の内容を明確にする

ローカル検索対策を行う場合、Googleにホームページの「地域」+「サービスまたは事業内容」がなんであるかを正確に伝える必要があります。
NAPの表示により地域(住所)はGoogleに伝えることができるため、次はサービス内容です。

店舗や会社のホームページでは意識せずとも記載しているコンテンツだと思いますが、Googleに正しく伝えるために以下の点に注意しましょう。

・サイト自体がFLASHで作成されていないか
・サービスの紹介を画像でのみ行っていないか
→画像やFLASHではなくテキストとしてサービス内容が明記するとGoogleに正しく認識される可能性が高まります。

また、サイトのタイトルについてもただの「株式会社●●」よりも「沼津の駅前旅館●●」や「静岡のトンコツラーメン屋●●」のように地域と具体的なサービス内容が入っていることが望ましいです。

Googleマイビジネスに登録する

GoogleマイビジネスとはGoogleの無料のサービスであり、登録することで店舗や会社のさまざまな情報を一元管理できるツールで、イメージ的にはFacebookページのGoogle版のようなものです。

もともとはGoogleプレイスとGoogleプラスを統合してできたサービスのため、GoogleマイビジネスよりもGoogleプレイスの方が聞きなじみがある方が多いかもしれません。

Googleマイビジネスに登録することでGoogleマップに店舗や会社の名称・電話・住所・営業時間・URLといった情報を正確にGoogle伝えることができます。
また、店舗名や会社名で検索した際に検索結果に周辺の地図や登録してる電話や住所といった情報が表示されるというメリットもあります。

スマートフォンで検索した場合は検索結果から直接電話を掛けたり、住所へのルート検索などが行えるためスマホ普及率が上がった現代では欠かせないサービスですので
ぜひ登録することをおすすめします。

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